YONGNUO のラジオスレーブ、マニュアルストロボの使い方
カメラのホットシューにYONGNUO(ヨンノ)のラジオスレーブRF-603NII / RF-603CII を取り付ければ、マニュアルストロボYN560-III を無線(ワイヤレス)で発光させることができます。
ラジオスレーブ YONGNUO RF-603NII/RF-603CII について
ラジオスレーブRF-603NII / RF-603CII は送受信機兼用で、2個セットで販売されています。1個は送信機としてカメラに取付けます。マニュアルストロボYN560-III には受信機が内蔵されているので、ラジオスレーブ1個は余ってしまいますが、ニコン、キヤノンの場合はその1個を無線レリーズとして使えます。
いろんなメーカーのカメラを使う可能性があるならニコン用を検討!
キヤノン用とニコン用がありますが、キヤノンユーザーでもいろんなメーカーのカメラを使う可能性があるならニコン用を検討してもいいと思います。キヤノン用とニコン用ではホットシュー接続部の形状が異なります。ニコン用の方は汎用性があり、ニコン、キヤノン、オリンパス、パナソニック、富士フィルム、シグマ、リコーでも使えます。ニコンD300、D3、D700、D3100、キヤノンEOS 5D MarkII、オリンパスE-PL5、パナソニックのコンデジLX-3、富士フィルムX-A1などで確認しました。
ニコン用にN1とN3の2種類がありますが、これは無線レリーズとして使うために付属しているケーブルの違いで、本体は同じものです。キヤノンのC1とC3も同様です。
N1 : Nikon D3, D4, D200, D300, D700, D800 など(Amazonより電波法不適合機種との連絡があり、販売ページへのリンク削除しています)
N3 : Nikon D600, D3000, D5000, D7100, Df など
C1 : Canon EOS 60D, Kiss Series など
C3 : Canon EOS 1D, 5D, 7D, 10D, 20D, 30D, 40D, 50D など
エネループ
ニッシンジャパンさんのツイートを引用します。
【たまにあるご質問】 Q:eneloopを使っているのですが、eneloop pro(黒いやつ)を使うとチャージ時間は短くなりますか? A:電池の持ちが若干良くなるだけでチャージ時間に変化はありません。基本的には通常タイプで十分ですのでそちらをお勧めしております。
— ニッシンジャパン(株)【公式】 (@nissinjapan) 2015, 9月 7
しかも通常版の方がproよりも充電回数が多いです。
Panasonic/エネループ商品情報 http://panasonic.jp/battery/charge/eneloop/
無線レリーズとして
下の写真のようにラジオスレーブとカメラをケーブルで接続すると、もう1つのラジオスレーブを無線レリーズとして使うことができます。(ニコン、キヤノン)
マニュアルストロボ YONGNUO YN560-III について
Guide Number(105mm, at ISO100, in meters) | |
YONGNUO YN560-III | 58 |
Nikon SB-910 | 49 |
Nikon SB-700 | 37 |
スペック上はNikon のハイエンドのストロボよりも明るいです。新しいYN560-IV ではマスターモード(他のストロボをコントロールする)が使えますが、シンプルなYN560-III の方をおすすめします。他のストロボをコントロールするためには別途専用のコントローラーYN560-TXを使うのが良いでしょう。YN560-TXについてはこちらで解説しています。
おわりに
ラジオスレーブ(YONGNUO RF-603NII / RF-603CII)にはキヤノン用とニコン用があります。ホットシュー接続部の形状が異なり、ニコン用の方は汎用性があります。キヤノンユーザーでもいろいろなメーカーのカメラを利用する機会があるようでしたら、ニコン用を買うことを検討されてもいいと思います。
ストロボ(YONGNUO YN560-III)にはキヤノン用、ニコン用の区別はありません。
ラジオスレーブによって、カメラとストロボをワイヤレスで接続できるのはとても快適です。キヤノン、ニコンユーザーでしたら、付属のケーブルでカメラとラジオスレーブを接続して、もう一つのラジオスレーブを無線レリーズとして使うこともできます。
カメラとストロボをワイヤレスで接続し、更にストロボの設定をワイヤレスで行うことができるコントローラー(YN560-TX)も発売されています。次の関連記事も参考にしてみてください。
関連記事
- 複数のYN560-III をグループ分けして無線で設定変更、発光させることができるコントローラーYN560-TX については、こちらをご覧ください。
- YN560-III の使い方については、こちらをご覧ください。