はじめに
料理専門の写真教室Felica Spico(フェリカスピコ)の体験教室(応用編)、ライティング技術のレッスンをレポートします。
会場は京橋(東京)の写真電気工業株式会社、ライティング機材を扱う信頼あるメーカーです。
様々なライティング機材を実際に自分のカメラと接続して使いながら理解していきます。
ライティング
基礎での自然光に対して、今回は人工光によるライティングです。自然光は朝から夕方、晴れたり曇ったりと条件は変わりますが、人工光は一定の条件で撮れるというメリットがあります。写真用電球(デイライト)、蛍光灯、モノブロック、クリップオンストロボの違いを体験しました。
写真用電球(デイライトタイプ)
撮影サンプル
ホワイトバランスは料理ならくもり~日陰。
シャッタースピード 1/60秒、絞りf5.6、ISO3200程度(被写体との間にトレーシングペーパー)
◆写真用電球(デイライトタイプ)
◆ランプホルダー(クリップが付いているタイプ)
◆ランプホルダー(三脚に取り付けられるタイプ)
費用
電球、ランプホルダーの他にはライトスタンドが数千円。比較的安価にライティング環境が整う。
特徴
影の状態を実際に確認しながら撮影できるのは大きなメリット。比較的安価にライティング環境が整う。
電球の寿命が短い(定格寿命10h)。高温になるので取扱に注意が必要。特にトレーシングペーパーや壁との接触は火災につながるので注意すること。
蛍光灯(RIFA 65×65 6灯)
撮影サンプル
ホワイトバランスは蛍4では青く見えた。蛍6では黄色い。蛍5でややグリーンが強い。蛍5+M3でOK。
シャッタースピード 1/125、絞りf5.6、ISO1000程度
費用
RIFA-F 65×65 6灯式 ¥68,880-、ライトスタンド等
特徴
写真用電球より明るい
メーカー(写真電気工業株式会社)によるサポートが充実。
光源とディフューザーとの距離は構造上、固定される。
影の状態をリアルに確認しながら撮影できる。費用はかかるが明るい。写真用電球より安全。
モノブロック(プロペット300)
撮影サンプル
ホワイトバランスはストロボ
シャッタースピード 1/125、絞りf5.6、ISO200
費用
モノブロック 4万円くらい、ライトスタンド等
特徴
ストロボ光とは別に有するモデリングランプのあかりで影の状態を撮影時に見ることができる。
明るい。ISO感度を低くして撮影できる。
カメラとモノブロックは有線(ケーブル)で接続。
クリップオンストロボ
撮影サンプル
ホワイトバランスはストロボ
シャッタースピード 1/125、絞りf5.6、ISO200
費用
ストロボ、ラジオスレーブ、アンブレラホルダー、ライトスタンド、比較的安価にライティング環境が整う。
特徴
明るい。ISO感度を低くして撮影できる。
影の状態を撮影前に確認できない。
カメラとストロボは無線接続。
参加してみて
4種類のライティング機材を実際に自分のカメラと接続して比較検討できる貴重な機会。是非参加をおすすめします。4種類のライティング機材にはそれぞれ特徴があり、自分のニーズに合わせて選択する必要性があるだけに、実際に体験してみるべきと感じました。生徒の反応としては、比較的安価でライティング環境が整う点と、思っていた以上に操作が簡単だったことからクリップオンストロボへの反応が一番良かったように感じました。
◆お申込み方法
料理専門の写真教室Felica Spico(フェリカスピコ)のサイト(http://www.felica-spico.com/)からお申込みができます。講座の案内はFacebookページをチェックしておくといいですよ!
体験教室は、三鷹(東京)、表参道(東京)、京橋(東京)、新百合ヶ丘(神奈川)、国立(東京)、京橋(大阪)などで開催されています。
◆体験教室レポート(1) 基礎編はこちら