料理専門の写真教室Felica Spico(フェリカスピコ)について
雑誌(Hanako、BRUTUS、etc.)、広告などでご活躍のフォトグラファー佐藤 朗(さとう あきら)氏が、料理を自分で撮りたいという人に向けて確かな技術、知識を伝えたいという思いから開設した料理専門の写真教室Felica Spico(フェリカスピコ)。
体験教室とオーダーメイドの写真教室があります。
◆ 体験教室
・料理写真の基礎を学ぶ/誰でも参加OK
・応用ライティング/経験者限定(参加レポートはこちら)
・画像処理/経験者限定
◆ オーダーメイドの写真教室
体験教室(基礎編)
今回は体験教室(基礎編)の様子をご紹介します。会場は石神井公園(東京)にあるパティスリー・アブルーム。撮影技術に加えてスタイリングのコツも教えて頂けます。
撮影技術(基礎)
佐藤先生が、著書「もっとおいしく撮れる! お料理写真10のコツ」を使って、撮影技術(基礎)を教えてくれます。やさしい言葉で実践も交えながらどんどん進んでいきます。
おいしく撮れる10のコツ
1 写真の出来上がりをイメージする
2 太陽の光(自然光)を使いこなす
3 ”柔らかい光”で撮る
4 電灯はOFF!
5 レフ板で光と影をコントロールする
6 レンズのズーム機能は封印!
7 ボケは絞りで操る!
8 薄暗い時はISO感度を上げる
9 ”タテ”で撮る
10 料理に”ポーズ”をつける
佐藤先生の解説をピックアップ!
2 太陽の光(自然光)を使いこなす
佐藤氏が最も重要だとおっしゃる光についての解説をピックアップします。
・テーブルを窓際へ移動(準備)
・クロスを敷く
・逆光で照りと立体感が出る(実演)
(歓声が上がる)
・逆光で撮ると皿に光が映り込むのでキレイ(実演)
(本当に)
・オートで逆光で撮ると暗くなるから露出補正(生徒も一緒に)
(なるほど、露出補正って難しくない)
・完全な逆光では光がレンズの中で乱反射して霧がかかるような感じになるから、斜め逆光で撮るのがGood!
・順光で撮ることはない!(のっぺりした感じになるから)
・料理の置き方にも気をつけよう(ワインのボトルの影が料理に落ちないように)
(細心の注意を払う)
3 ”柔らかい光”で撮る
・カメラは実際の見た目よりもコントラストが強くなってしまうものなんです。だから柔らかい光で撮ります。
・柔らかい光にするには、光はレースのカーテンを通したり、トレーシングペーパーを窓に貼ったりします。
他の項目も・・・
10の項目、それぞれにノウハウが沢山。生徒も実際に撮影しながらの講義だから100%理解できる。本でも詳しく解説されているから復習してしっかり理解できます。
スタイリング
沢山教えていただいた中から、少しピックアップしてご紹介しますね。
この写真、なんとなく窮屈な感じがしませんか?ケーキを頭に例えると、顔の前の空間が無く、後頭部側の空間が大きいからそう見えるんです。
顔の前の空間を大きくとって、後頭部側の空間をカットするとスッキリします。更にこの写真のように、ケーキの下の空間を狭く、上の空間を広くとると、安定感がでます。
ケーキは手前、左に寄せて置くんです。
写真は普通に撮ると、平面的に見えてしまう。だから立体的に見えるようにするんです。小物を置いたり、箱に入れてみたり、不規則に重ねてみる。
◆ 体験教室レポート(2) ライティング技術編はこちら
◆ 料理専門の写真教室Felica Spico(フェリカスピコ)のサイトはこちら
こちらで体験教室の申し込みができます。
講座の案内はFacebookページをチェックしておくといいですよ!
体験教室は、三鷹(東京)、表参道(東京)、京橋(東京)、新百合ヶ丘(神奈川)、国立(東京)、京橋(大阪)などで開催されています。
◆ 佐藤朗氏の著書
基礎の体験教室にこの本を持参すると、1000円割り引いていただけますよ。
◆ 料理写真におすすめの三脚
料理写真に使う三脚のスペックとしては、自分の目線よりも十分に高いことが必要、耐荷重にも余裕があるこちらの三脚をおすすめしていました。
全伸高181cm、伸高152cm、耐荷重4kg、3段、3WAY雲台付きです。
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