Cactus V6 をカメラのホットシューに取り付けて、Cactus RF60 をワイヤレスで発光させる設定について説明します。
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Cactus RF60、Cactus V6、ダブル受賞!
Cactus RF60 の設定
Cactus RF60 のボタン
S(Slave)モードを選びます。
MODEボタンを押すと、L(Local)、M(Master)、S(Slave)と切り替わります。
Cactus V6 を使ってリモートで発光させるにはS(Slave)を選びます。
チャンネルを設定します。
特に必要なければ出荷時のままでOKです。
S(Slave)モードの画面でMENUボタンを押すとチャンネルを変更できます。+ボタン、-ボタンでCH1~CH16を選びます。(Cactus V6 と同じチャンネルを選びます。)
もう一度MENUボタンを押すとS(Slave)モードの画面に戻ります。
出力とズームを設定します。
S(Slave)モードの画面でNEXTボタンを押すと ▷ 記号が出力表示とズーム表示とを移動します。
▷ 記号が付いている方の設定値を+ボタン、-ボタンで、変えることができます。
出力は1/1~1/128まで、ズームは24、28、35、50、70、80、105mmを選ぶことができます。
※カメラに取り付けたCactus V6から出力、ズームの設定値を変更することもできます。
Cactus V6 の設定
電源/モードスイッチ
Cactus V6 をカメラのホットシューに取り付けて送信器として使う場合はスイッチをTX側に入れます。
選択ダイヤル、OKボタン、メニューボタン
左から選択ダイヤル、OKボタン、メニューボタンです。
チャンネルを設定します。
特に必要なければ出荷時のままで大丈夫です。
最初は出力表示されています。メニューボタンを押すと現在のチャンネルが表示されます。
変更する場合はOKボタンを押してダイヤルでCH1~CH16を選び、再度OKボタンを押します。
(Cactus RF60 と同じチャンネルに設定します。)
メニューボタンを押すと元の画面(出力表示)に戻ります。
出力を設定します。
ダイヤルで1/1~1/128まで出力を設定できます。Cactus RF60 側の出力表示を確認するとリアルタイムに出力設定が変わるのを確認できます。
OKボタンを押す毎に1段毎か1/3段毎かに変わります。
ズームを設定します。
スームを頻繁に変える必要がなければ、ズームの設定はストロボ側(RF60)で行うようにしてもいいかもしれません。以下の設定をする必要もなくなります。
ズームはデフォルトでは設定できませんので、以下のように設定を変更します。
メニューボタンを押し、現在のチャンネルを表示します。
ダイヤルを回して(左に1クリック分)SUB MENUを表示させます。
PRESS OK TO SET と表示されるのでOKボタンを押します。
ダイヤルを回してSWAP CONTROL という項目を表示させます。
デフォルトではQUICK POWER ADJ になっていますが、OKを押してダイヤルでZOOM(CACTUS)に変更し、再度OKボタンを押します。
ZOOMレベルの設定変更ができるようになりました。
MENUボタンを押すと出力表示に戻ります。そこでOKボタンを押すと現在のZOOM設定が表示されます。
ダイヤルでZOOM設定を変更できます。
OKボタンを押す毎に出力表示とZOOM表示が切り替わります。
Cactus RF60、Cactus V6 について
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Cactus RF60、Cactus V6、ダブル受賞!
Cactus RF60 ワイヤレスフラッシュ
- Cactus RF60 はワイヤレス・トランシーバーを内蔵しているので、RF60 には別途送受信機を取り付ける必要はありません。
- Cactus V6 ワイヤレスフラッシュトランシーバーから、出力、ズームレベルをリモート設定できます。
- GN56(105mm):ISO 100と、ニコン純正のハイエンドモデルよりも光量が大きいです。※ニコンSB-910 GN49(105mm):ISO 100
- イメージビジョン株式会社、CactusRF60 紹介ページ
http://www.imagevision.jp/products/rf60x.html
Cactus V6 ワイヤレスフラッシュトランシーバー
- Cactus RF60 だけでなく、キヤノン、ニコン、ペンタックス、ニッシン、メッツなど30以上のフラッシュのマニュアル出力調整が可能です。(この機能はニッシンのDi700A / Air1 にはない特徴です。)
- イメージビジョン株式会社、CactusV6 紹介ページhttp://www.imagevision.jp/products/cactusv6.html
エネループ
ニッシンジャパンさんのツイートを引用します。
【たまにあるご質問】 Q:eneloopを使っているのですが、eneloop pro(黒いやつ)を使うとチャージ時間は短くなりますか? A:電池の持ちが若干良くなるだけでチャージ時間に変化はありません。基本的には通常タイプで十分ですのでそちらをお勧めしております。
— ニッシンジャパン(株)【公式】 (@nissinjapan) 2015, 9月 7
しかも通常版の方がproよりも充電回数が多いです。 Panasonic/エネループ商品情報 http://panasonic.jp/battery/charge/eneloop/
Cactus オフィシャルページ(英語)
DOWNLOADSページから日本語マニュアルをダウンロードできます。
http://www.cactus-image.com/
ファームウェアアップデートの方法
Cactus Firmware Updater のダウンロード、インストール
以下からCactus Firmware Updater (Windows / Mac)をダウンロード、インストールします。
http://www.cactus-image.com/downloads.html
RF60ファームウェアアップデート方法
- Cactus RF60の電源を切り、内部の電池を取り外します。
- Cactus RF60とPCをUSBで接続します。
- RF60の電源はOFFのままでOKです。
- ファームウェア更新プログラムが接続されているRF60を認識しアップグレードを開始します。
V6ファームウェアアップデート方法
- CACTUS V6の電源を切り、内部の電池を取り外します。
- CACTUS V6とPCをUSBで接続します。
- V6のメニューボタンを押しながらTXまたはRXモードでV6の電源を入れます。
- V6のLEDが赤く点滅します。
- ファームウェア更新プログラムが接続されているV6を認識しアップグレードを開始します。
V6ファームウェアバージョンの確認
V6のグループボタンAとDを押しながら、TXまたはRXモードでV6の電源を入れるとLED表示で確認できます。
Cactus V6 、購入した中に初期不良品が1台ありました。
Nikon D300、D3s にて
- RF60、V6、カメラの電源を入れる順序によってはカメラがスリープ状態(AF不可、シャッター不可)になる。RF60 → V6 → カメラ の順が良いようです。
(カメラの電源OFF/ONで復旧) - カメラを操作せず20秒ほど放置すると再度カメラがスリープ状態になる。
(カメラの電源OFF/ONで復旧) - 不具合を生じた1台についてはイメージビジョンさんで新品交換していただきました。
ストロボを使っての撮影について(参考)
室内で商品やお料理を撮影する場合、ストロボの光を直接商品やお料理には当てません。
間にトレーシングペーパーなどを配置して光を柔らかくします。
もっと簡単にはストロボの光を天井や壁に向けて、反射する光で商品を照らすことで光が柔らかくなります。
但し、天井、壁の色は白かグレーでないと色が映ってしまいます。
撮影環境は必ずしも真っ暗である必要はありません。(そこそこ暗くはします)
カメラ側の設定
マニュアル(Mモード)に設定します。
ストロボを発光せずに撮影したときに十分暗く写るように設定するのがポイントです。
設定 | 備考 | |
感度 | ISO100 | ISO200でもOK |
シャッタースピード | 1/200 | 1/250以上ではシャッター幕の影が写ることがあります。 |
絞り | お好みで | 希望する表現に合うように |
ストロボ側の設定
出力は1/1~1/128の範囲に設定できますが、まずは1/16くらいで撮影してみます。
(ズームは24mmでいいでしょう。)
暗ければ1/8に、明るければ1/32にします。
数回の調整で希望する明るさにできると思いますよ。